『アース・オーバーシュート・デイ』、この言葉知ってますか?
『アース・オーバーシュート・デイ』という言葉をご存じでしょうか?
簡単に言うと、地球環境が1年かかって生み出す生物資源を、人類が使い果たしてしまった日のことです。
2022年のアース・オーバーシュートデイは、7月28日でした。(過去最短)
これは1年間で、地球1.75個分の資源を使っていると言い換えることもできます。
さらにショッキングなデータになりますが、仮に世界中が日本と同じ消費水準だとすると
アース・オーバーシュート・デイは、5月6日になるそうです。(地球2.9個分)
1970年から、約50年間、早まる傾向が止まらないアースオーバーシュートデー。
我々は、生み出すスピードをはるかに上回るはやさで資源を消費し続け、
足りない分は我々の子供や孫の世代から前借りして生きているのです。
最近、脱炭素社会の構築に関する取り組みや、SDGsに基づいて開かれた催しに
参加させていただくことが増えてきました。またTV番組などもよく目にするようになりました。
現在でもボランティア活動やチャリティー活動だと勘違いされている方も多いと聞きますし、
また、遠い将来の課題であり今の事業活動には直接関係ないと思われている方も多いそうです。
当たり前の話ですが、人としての生活や経済活動は「人が生活できる環境」のもとに成り立っています。
SDGsの2030年という期限は、現在の世代と未来の世代の公平性を考慮したものです。
この期限は、未来の世代に対する責任を強調しています。既に待ったなしのところまできています。
未来を食いつぶして成り立つ事業とは、本当に持続可能な事業なのか・・・。
今まで当たり前にやってきたことが、本当にこれからの当たり前なのか・・・。
「持続可能」という言葉の本当の意味を、真剣に考える、今日この頃です。